先日ご紹介した、無料で大学が提供する講義を視聴できるサービス
COURSERAにて、Equine Nutritionという馬の栄養学の講義を視聴しています。
1月27日から、Week1の動画がオープンになったので、
そこで学んだ事を備忘録的につらつらと書きます。
Week1のテーマは馬の消化器官の解剖学と生理学です。
・馬は牛と違って反すうしない。
・自然の状態では、常に何か食べているので、それに適した身体のつくりになっている。
・馬は咀嚼をしないと唾液がでない。(ごはんを見るだけじゃ出ない)
・唾液は胃の上部のpHを中和する働きがある。
→長時間餌を与えないと唾液が出ず、胃のpHが酸性に傾き、胃潰瘍になる。
・小腸では酵素分解により栄養が摂取される。
→炭水化物、糖、タンパク質、脂肪、ミネラルなど。(食物繊維は大腸)
・一度に小腸で吸収できる炭水化物の量には上限があり、吸収しきれないものは
大腸へいくが、大腸の動きを妨げることもある。
→大量の配合飼料で炭水化物を一度に与えすぎないこと。
・大腸ではバクテリアを使った繊維分解が行われる。
・炭水化物や糖が多すぎると、大腸で揮発性脂肪酸が多く発生し、
大腸のpHが酸性に傾きバクテリアの量が減る→お腹痛くなる!
・飼料内容の急激な変化も、大腸が対応できずお腹痛くなる!
まとめると・・・
◯餌は頻度を多くあげるといい。(いつでも食べられる状態が自然に近い)
◯炭水化物や糖の多い配合飼料は大量にあげすぎないこと。
◯急に餌の内容を変更する事もいけない。
試合前などに餌を抜いたり内容を変更したりすることをしがちですが、
これは実は馬の消化器官にとても負担が多いようです。
当たり前ですが、適切な量を与え、日々のトレーニングで試合に備えましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿